芸術と民藝と民俗学で大人の教養と知性を嗜む。大阪万博記念公園 観光スポット5選 アクセスと宿泊もご紹介
こんにちは。
本と文化と芸術を愛し、
侘ソロキャンプをしながら日本各地を一人旅して旅先で出会ったモノや観光スポットの隠された魅力を紹介している
Bashoです。
東京でのオリンピックが終わり、2025年には埋立地である夢洲地区で大阪万博が控える事となりました。今回は一般に紹介されるのとは一味違う大人の教養を養いながら大坂万博記念公園の愉しみ方をご紹介していきたいと思います。
・日本初の万国博覧会
万国博覧会とは簡単に要約すると
『複数の国が公衆の教育や、文明の必要とするもの人類の活動の多くの部門部門における将来の展望を示すもの目的とする催し」
とされ日本における最初の万国博覧会は1970年3月から半年間、大阪府吹田市で開かれました。
当時のメインテーマは「人類の進歩と調和」とされ、月の石や各国の最新技術を催した多くのパビリオン、そして太陽の塔が特に有名ですが、その跡地は、『緑に包まれた文化公園』として植林作業が進められ現在は、ファミリー層にレジャーで賑わう自然豊かな公園となっています。
現在は当時に150以上造られたパビリオンは、ほとんど解体され、春は花見で賑わい、子供連れでピクニックやレジャー施設を楽しめる印象が多い万博記念公園ですが、実は大人の教養と知性を嗜む為の様々な文化施設が、現存しています。
・太陽の塔
さあ大阪の万博記念公園の目玉である「芸術は爆発だ!!」で有名な岡本太郎氏による太陽の塔です。
公園の入り口入ってすぐの広場に完成後、50年後たった現在でも威風堂々と鎮座しています。
この太陽の塔は1970年の大阪万博開催の為に作られた芸術作品でありますが、当時の岡本太郎は人類が進みつつある科学と機械を中心とした文明と安易な自らを押し殺した同調による調和に違和感を抱いており、当時万国博覧会のテーマである『人類の進歩と調和』には、大反対であったとされています。この万博の会場が機械文明によるツルツルの建築物覆われる事に反逆心を抱いた岡本太郎は、それとは真逆の祭の象徴として、なんだこれは!と思われるようなシンボルを造りたかったと述べています。これにつきましては太郎氏の生涯の伴侶であり、その様子を隣でずっと見守ってきた岡本敏子さんによる
岡本太郎に乾杯に、
詳しく書かれていますので、より当時の岡本太郎がどんな思いで、この陽の塔を創り上げたかを、知りながら内部を観覧するとまた見方も深まってくるでしょう。
この太陽の塔は、その後は、年に一回などの特別公開などを除いて中には入れない状態が続いてました。
それが50年の時を経て耐震と改修を修理を終え、 2020年から一般内部公開されるようになりました。
内部観覧について一般公開が再開されてすぐは、その話題と人気が凄かった為
特設HPからの予約が必須で、三ヶ月待ちなどが当たり前でしたが、現在は少し落ち着いて、平日であれば予約無しで
飛び込みでも観覧できるような状態になっております。しかし基本は『事前予約制』と『時間指定性』となっているので、予めこちらの公式ホームページからチケット予約をしてから向かわれる事をオススメ致します。
現在は、太陽の塔のみが、大きく佇んでいますが、当時は日本近代建築の父とも呼ばれる丹下健三氏の手による構造建築物で周りが囲まれて腕の部分から入場できる仕様となっていました。
更に後ろに回りこむと分かるように太陽の塔は3つの顔を持っています。この裏の顔である部分から下に階段を下り内部入場できるようになっています。現在は、太陽の塔のみが、佇んでいますが、当時は丹下健三氏による建築物が建てられその真ん中を塔がブチ抜くなんとも大胆な構成となって降り、建造物に囲まれた腕の部分から入場できるできる造りとなっていました。
・国立民族学博物館
通称”みんぱく”との愛称で親しまれる国立民族博物は、
オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、音楽 と、世界をまたがる各々の地域の民族による暮らしや文化を展示により
人類文化学に触れられる施設となっています。
ここには、先程の太陽の塔の岡本太郎氏も絡んで降り、それには、太郎氏がパリのソロヴォンヌ大学で、民族学の父といわれるマルセルモースの講談を学び民族学を学んでいた経緯があり、万博開催前に、若手研究者を集い「日本万国博覧会世界民族資料調査収集団」を結成し、47カ国・地域を手分けして回り、仮面や彫像、生活品など約2500点を集めた経緯があります。その一部は70年の万博当時、太陽の塔の地下で展示され、現在ではその収集品はこの民族博物館で展示されています。
特にこちらの民族博物館の初代館長を務め、アフガニスタン、東南アジア、東アフリカ、ヨーロッパなどでフィールド・ワークを精力的におこない初代館長を務めた梅棹忠夫氏(1920-2010)「文明の生態史観」は人類文化学の名著です。こちらを一読されてから。民族博物館を訪ねばより、地理的環境や気候に影響が深い民俗学についての理解が深まる事でしょう。
・大阪日本民藝館
さあ、太陽の塔で芸術と民族博物館で民族学を愉しんだ後は、文化の勉強をしにいきましょう。
民族博物館の向かいにある大阪日本民藝館は、暮らしの中で
「培われてきた工芸品の実用性に即した美を見てもらおう」と、柳宗悦氏が率いて活動していた民藝運動の中で、国内展示館のパビリオンとして建設され、その後の民芸運動の西の拠点として引き継ぎ使われる事になった建物です。
中に中庭があり回遊式になっている施設は、現在でも、年2回(春と秋)に特別展を開催しており、かつての地域や風土から生まれくる陶磁器や染織品、編組品、木漆工品、絵画などを、じっくりと鑑賞することができます。初代館長は益子焼で有名な濱田庄司氏。二代目の館長はデザイナーとして有名な柳宗理氏が請け負いました。
万国博覧会開催時からのパビリオンで残っているのは、この民藝館と太陽の塔と現在は、EXPO’70パビリオンとしてリニューアルオープンされ鉄鋼館のみとなっています。
ここで、なんとしてもオススメしたいのがミュージアムショップです!。ここには現代の日本の陶磁器や漆器、木工から染織品まで、日本全国の手仕事の品々が集結しており、本来は現地でしか買えない物が、集結しており、実際に手を触れ買う事ができます。関西で丁寧な暮らし系の人達がこの手のショップの入場は無料なので、館内の展示にいかずとも是非とも立ち寄りたい場所です。
もし民芸について少し勉強してから訪れたいのであれば一冊オススメしたいのがこちら、民藝四十年です。柳宗悦氏から生まれた民芸の思想を理解するのには欠かせない一冊です。
・日本庭園
さあここいら、だいぶお腹一杯間になってきた気もしますが、
こちらでは野外のちなみに万博記念公園の入場券を購入すると、この日本庭園がある自然文化園のチケットもついて、水回りや池の人工で引いたものですが、特に庭園内にある二つの茶室は裏千家御家元御用達の近代数寄屋建築の名工 中村外二氏によるものなので、秋や春などには、茶室内でお菓子とお茶を頂けるので、季節が合えば是非とも訪れたい場所です。
・ソラード
・近隣オススメスポット・駅周辺情報
・ららぽーとエキスポシティ
・コンビニ情報・ATM・再入場について
万博記念公園内にはコンビニやATMなどの施設はありません。入園券さえあれば、公園内の当日の再入場は可能ですが、公園出入口から最寄りのコンビニまではなかなか距離があるので、ATMをご利用等の際は行きしなに必ず立ち寄るようにしときましょう。代わりに、公園内には飲食店や、自動販売機等は充実しておりアルコールを提供する店もしっかりあります。
・アクセスと宿
公園の最寄駅である万博記念公園駅へは、中心地である大阪駅や新幹線が通る新大阪駅からは、阪急北千里線か御堂筋線からモノレールに乗り換えてのアクセスとなり、駅から公園入口までは歩いて10分程かかります。
近隣の宿は駅を出てすぐに目の前にホテル阪急エキスポパークがありましたが、2020年2月をもって営業を終了となってしまいました。その跡地には後に西日本最大級のアリーナが作られる計画が立ち上がっており、商業施設やホテルなども入る予定ですが、2027年以降順次開業とのことなので、現段階では近くに宿やホテルが無いのが、現状です。
それでも、万博記念公園とエキスポシティを観光するだけで、1日は十分費やしてしまうので、他の大坂や京都方面の観光と合わせて。近隣のホテルや宿を検討している方も多いと思います。
・周辺のオススメホテル情報とパッケージプラン
現在、近場の宿泊を考えるなら、大阪空港に程近く、新幹線のとおr新大阪や大阪駅にも一本でいける千里中央駅か、京都方面の観光と合わせるなら、万博記念公園駅にもバスで一本でアクセスできる茨木駅や京都方面の中間に位置して宿も多い高槻駅周辺がオススメです
もし 千里中央や万博記念公園付近で宿やホテルを探すのなら、こちらから探すのをオススメします。大手人気旅行サイトより、全国の最安価格が比較でき、万博記念公園近辺のホテルや旅館も多く登録されているので、まとめて検索できてその中から、最大半額割引で宿を抑える事ができます。
また格安航空券またはバス等の宿泊ツアーでセットで取るのならこちらからが大変オススメです。北は北海道、南は沖縄から発で大坂観光の往復飛行機とホテルがセットになったお得なフリープランもある上に、コロナ化で旅行がしにくい世の中でありますが、全ツアーが、GoToトラベルの「あとから割引」に対応している為、新規の予約でも、GoToトラベル再開後、割引支援を適用させルことができ、GoToトラベル再開後のご予約の取り直しが不要となります。
他にも関西の旅行スポットをご紹介してます。