ハイボールの山崎ではない、最古の日本酒発祥の地も山崎であった。 「発酵のふるさと」 兵庫県宍粟市にある酒蔵の観光案内スポットをご紹介。
こんにちは。
侘ソロキャンプをしながら日本各地を一人旅して旅先で出会ったモノや知られざる観光スポットを紹介している
Bashoです。
皆さんお酒で、山崎と聞くと何を思い出しますか。やはり、ハイボールで有名な山崎が頭に浮かぶ方が多いのでは無いでしょうか。
ハイボール で名高いサントリーの山崎は創業者である鳥井信治郎氏が、一番古いモルトウイスキー蒸溜所を京都郊外の山崎という土地に建設したのが名前由来となったブランドであるとされてますが、実は日本酒の最古の生まれの地も、同じ関西の山崎から生まれたとされています。
今回はそんな日本酒発祥の地とされている、兵庫県宍粟市の酒蔵巡りをご紹介していきましょう。
・日本酒発祥の地。兵庫県宍粟市
兵庫県の宍粟市、昔は播磨と呼ばれた一部であるこの地は最古の歴史を誇る日本酒発祥の地と言い伝えられています。
その背景には、奈良時代に編纂されたという「播磨国風土記」という伝記に宍粟郡庭音村で日本で初めて麹を使って酒を造ったと言われている内容が記されており
その中でも中心地にあたる旧山崎町の西町地区は、酒造りでにぎわった江戸時代から続く、伝統的な建物の酒蔵の街並みが現在でも残されています。
まさしく、宍粟市は発酵の『ふるさと』と呼ばれても良い地なのです。
・杉玉について
酒蔵に提げられている大きな玉は杉玉(すぎだま)と呼ばれるもので、日本酒の元となる麹造りに使用する「麹蓋」は、以前は杉材で作られた木桶を使用していました。元々は良いお酒ができるようにとの願いを込められた願掛けと昔は毎年、新酒を造られる2、3月にかけて新たな杉玉を新調していたので、新酒ができ目印として飾られてました。
・アクセス
それでは早速、最古の日本酒の歴史を誇るとされている酒蔵に向かってみましょう。酒蔵がある宍粟市山崎は、旧街の為、この通り、駅から結構離れた場所にあります。
交通公共機関を利用の方は姫路駅からバスでアクセスが可能ですが、岡山神戸三宮、大阪駅方面から中国高速バスに乗り山崎インターで降りて歩いてアクセスできるのでおすすめです。
宍粟市についてのオススメのアクセス方や宿については、後ろの方に詳しく書いてますのでそちらをご参照下さい。
・酒蔵通り
山崎インターチェンンジからのアクセスからになると、29号線沿いを歩いて中路に入ったさつき通りを真っ直ぐ進んで行くと酒蔵の街並が現れます。
こちらの町並みはひょうごの景観ビュースポット150選に選ばれており、
しかも通り沿いの自販機には、こんな地酒のワンカップが!!。こちらは後に紹介する、老松酒造さんのお酒です、他にも付近の通り沿いには何ヶ所か違う種類の日本酒を取り扱ってる自販機がありましたので、こちらで呑み歩きながら酒蔵巡りなども楽しいかもしれません。
酒好きにはたまらん仕様となっております。
またこのさつき通りには、昔ながらの商店街のなかに後に紹介するミュージックショップテレマンさんもあるので、興味がある方は後で寄ってみましょう。
1 播磨一徹 山崎盃酒造
天保八年創業以来、兵庫県最高峰・氷ノ山の伏流水である揖保川水系の水を自社の井戸から汲み上げた水を使用していて、「県産米」ではなく、兵庫県「原産」の酒米にこだわっている、山崎盃酒造さん。
現在は2020年4月にオープンした素敵な直売スペースで、美味しいお酒が手頃なお値段で試飲することができます。
ちなみBashoはこちらの、おすすめの生原酒を頂きました。
この日は夏の暑い日、価格もお手頃で、フルーティな味はなんとも美味しかったです!。
2 老松酒造(有)
通りでひときわ伝統的風格を放っているのが、山崎町で最も古い建造物と記録されている老松酒造さんです。
明和6年(1768年)創業し、山崎藩御用達務めた造り酒屋であり、毎年ゴールデンウィークには「蔵開き」を開催しています。無料試飲はもちろん、こちらでは仕込みの間の10月から1月は蔵の外からになりますが、酒蔵見学をやっています。
奥で営んでいる老松ダイニングの発酵ランチは大人気で、平日でも予約必須となっています!。
一口サイズ食前酒や発酵食がメインで、酒屋らしく酒粕を使った粕汁や、もろみダレのかかった鳥天などなど、発酵づくしで、ヘルシーなランチを頂くことができます。
3 町家cafe&ギャラリー さんしょう
有名な地酒「三笑」や、宍粟のお酒をまとめて置いてあるお店です。
酒屋さん兼カフェの造りになっていて、Cafeメニューには酒粕のシフォンケーキなどのおすすめメニューがあります。
内装も酒屋を改築したお洒落な内装に、とてもゆっくたり落ちついて食事ができます。
4 山崎旅館Q中門前屋・宍粟観光案内所
酒蔵として使われいた古い建築を改装して1階が観光案内所、2階が旅館となっている場所です。
一階の観光案内所には近隣の観光マップが大量に置いてあり、フリーwi-fiも使えるので、
宿泊施設の中には、静かな自然の庭を見渡しながら、座禅をできる瞑想ルームも完備しています。
観光案内所 営業時間:10:00~16:00 (月曜休み)
Free Wi-Fi あり | トイレ利用可 | 各店舗・施設問い合わせ可 |
5 周辺オススメスポット
こちらでは酒蔵巡りに訪れた際に、ついでに寄りたい
周辺オススメスポットを紹介したいと思います。
・うどん末治
宍粟市で唯一行列のできるお店。
のど越し滑らかなモチモチでツルツルの美味しいおうどんが有名な食べログでも宍粟市をランキング1位の高評価店。酒蔵群からあるいて10分程なので、ここに来たら是非寄りたい有名店。
席数は10 席とこじんまりとした店のため、小さなお子さんのいる家族はやめておいたほうが良さそう。団体客もキビしいと口コミ欄の詳細には書かれてます。
営業時間は[金~日]11:00~14:30 17:00~売り切れ次第終了
[火~木]17:00~売り切れ次第終了
定休日月曜となってますので、参照まで。
・ミュージックショップテレマン
酒蔵の街並みのあるさつき通りを29号線に向かって歩くと一際目立つガラス張りの建物が、このミュージックショップテレマンさん。兵庫県穴栗市の有名な楽器店、テレマン楽器さんが、運営するショップです。
オカリナの聖地としても名高く、試奏もできる日本でも、珍しいオカリナ専門店としての顔もあります。インディアンフルートや管楽器系に強く、その他の楽器や楽譜、バンドスコアなどの取り扱いも豊富で、音楽好きなら一度は訪れたい場所です。
うどんの末治さんからもほど近いの場所にありますので。観光に是非一度訪れてみて下さい。
・高速バスのアクセスと宿や周辺観光情報
・高速バスでのアクセスについて
周辺駅から離れた場所に位置しているので、車でのアクセスが好ましいですが、やはり酒蔵ですと、飲み比べや現地でお酒を楽しみたい所。
公共交通機関では、冒頭で述べた通り、山崎インターまで高速バスでアクセスすればそこから歩いて15分ほどなので、大坂、岡山方面から価格も安い、中国ハイウェイバスがオススメです。
この姫路市が運営している高速バスは予約無しで、乗車が可能で、少なくとも1時間で一本は運行しているので、時間を気にせず、観光を楽しむことができます。
平日の閑散期などであれば、基本的に予約無しで十分ですが、休日や、大型連休最終日などは乗れない場合(Bashoが乗った時は連休最終日で、補助席に乗車しました。。。)があるので、各種コンビニからか、ネットからでしたら、こちらの高速バスネットから予約可能です。
酒蔵は密集してますので、ランチや食事を挟まなければ2時間もあれば、ゆっくり回る事ができるので、他の宍粟市や姫路観光、かかしの里などの途中に組み込んでもよいでしょう。
・宍粟市の宿やツアーや周辺観光について
もし 姫路や宍粟市に、観光で訪れるなら、こちらから宿を取るのをオススメです。
大手人気旅行サイトより、全国の最安価格が比較でき、宍粟市近辺のホテルや旅館も多く登録されているので、まとめて検索できてその中から、最大半額割引で宿を抑える事ができます。
また格安航空券またはバス等の宿泊ツアーでセットで取るのならこちらからが大変オススメです。
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